けんか

けんか
I
けんか【喧嘩・諠譁】
(1)言いあらそったり腕力を用いてあらそったりすること。 言いあらそいやなぐり合い。 いさかい。

「~口論」

(2)やかましく言い立てること。 騒がしいこと。

「弥(イヨイヨ)~を増さむと欲す/東鑑(建長二)」

~過ぎての棒(ボウ)千切(チギ)り
時機におくれて役に立たないことのたとえ。 争い果てての千切り木。
~に被(カブ)る笠(カサ)はなし
喧嘩はいつ身にふりかかってくるかわからず, それを防ぐ手段はない。
~のそば杖(ヅエ)
〔喧嘩を見ていて, ふり回す杖で打たれることから〕
他人の喧嘩のとばっちりをうけること。
~は降(フ)り物
いつどこで喧嘩になるかわからない。
~を売・る
喧嘩をしかける。 喧嘩をふっかける。
~を買・う
(1)しかけられた喧嘩の相手となる。
(2)他人の喧嘩に口を出して, 自分が相手になる。
II
けんか【堅果】
かたく乾燥し, 熟しても裂開しない果実。 果皮は木質で種子から離れやすい。 クリ・カシの実の類。 多く殻斗(カクト)を伴うので殻斗果ともいう。
III
けんか【懸果】
IV
けんか【懸架】
つりさげ, ささえること。

「独立~」「前輪~」

V
けんか【権家】
権勢のある家。 権門。
VI
けんか【献花】
霊前などに花を供えること。

「~する人の行列」

VII
けんか【県下】
その県の管轄している範囲。 県内。
VIII
けんか【県花】
各都道府県を代表するものとして, 県ごとに定められた花。
IX
けんか【蒹葭】
オギとアシ。 共に水辺に生える草。

「~の間に葭雀(ヨシキリ)の鳴くを聞かず/日乗(荷風)」

X
けんか【鹸化】
エステル類が加水分解されて, 成分のアルコールと酸(主に脂肪酸)とに分かれること。 特に, アルカリによるエステル類の加水分解。 水酸化アルカリを用いたこの加水分解反応が石鹸の製造に用いられるので, この名がある。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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